「初めての転職だけど、何から始めればいい？」「面接で何をどう話せばいいか分からない…」。
そんな不安を抱えながら、スマホで転職情報を検索している20代の方も多いのではないでしょうか。
特に転職活動では、書類選考よりも転職面接が不安の山になりがちです。
しかも、「転職理由の伝え方」を間違えると、本当は前向きな決断なのに、面接官にマイナスに受け取られてしまうこともあります。
そこでこの記事では、20代のあなたが初めての転職でも迷わず進めるように、
面接での立ち振る舞い・事前準備・転職理由の伝え方までを、ステップで分かりやすく整理しました。
「若手転職のススメ」のキャリアアドバイザーとして、日々20代の転職相談を受けている視点から、
今日から実践できるポイントだけをギュッとまとめています。
ぜひ、面接前のチェックリストとして活用してください！
初めての転職で不安になる3つの理由
「初めての転職だから不安になる」のは当たり前です。
むしろ、不安を言語化しておくと対策もしやすくなります。
ここでは、20代の方からよく聞く“3つの不安”を整理してみましょう。
1. 何が正解の動きなのか分からない
新卒就活と違い、転職活動には「みんなと同じスケジュール」も「分かりやすいマニュアル」もありません。
そのため、自己流で進めてしまい、「これで合っているのかな…」と不安になりやすいのが20代の転職です。
2. 前職の“辞めたい理由”をどう話せばいいか迷う
「本音は人間関係」「残業が多すぎた」など、ネガティブな理由があっても、そのまま話すと悪印象になりそうで怖い…。
こうした転職理由の伝え方に悩む方は本当に多いです。
3. 面接で緊張しすぎてしまうイメージがある
頭では「笑顔が大事」「姿勢も大事」と分かっていても、本番は別もの。
緊張して表情が固くなったり、声が小さくなったりする自分を想像して、不安が膨らんでしまいます。
ただ、これらはすべて「準備」と「練習」でかなり軽くできます。次の章では、転職活動全体の流れの中で、面接をどう位置づければよいかを整理していきます。
転職活動の流れと「面接」の位置づけ
まずは、転職活動の全体像をつかんでおきましょう。
流れが見えると、どこで何を準備すればよいかが分かりやすくなります。
1. 自己分析と「転職の目的」を決める
いきなり求人検索から始める人も多いですが、最初にやるべきなのは自己分析です。
・自分は何が嫌で転職したいのか
・これからどんな働き方をしたいのか
・3年後・5年後どうなっていたいか
といった軸を整理しておくと、転職理由も自然に言葉にしやすくなります。
2. 求人探し・応募・書類選考
次に、求人サイトやエージェントを通じて求人を探します。
「なんとなく条件が良さそう」だけで選ぶのではなく、先ほど整理した“自分の軸”に合っているかを意識しましょう。
履歴書・職務経歴書は、面接での質問の土台にもなります。
後から自分で見返したときに「何を書いたのか分からない…」とならないよう、簡潔で分かりやすくまとめておくことが大切です。
3. 面接は「確認」と「マッチング」の場
多くの方が「面接＝試験」と捉えますが、実際にはお互いの相性を確かめるマッチングの場です。
企業は「この人と一緒に働けるか」「会社と考え方が合いそうか」を見ています。
つまり、面接は「正解を当てる場」ではなく、「自分の考えを整理して伝える場」と捉え直すと、少し肩の力が抜けてきます。
「一人で進めるのが不安…」と感じたら、プロに相談するのも選択肢です。
若手転職のススメでは、20代の初めての転職に寄り添いながら、転職活動の流れづくりから面接対策まで一緒に整理していきます。
面接で好印象をつくる基本マナー
ここからは、3つのコラムの内容も踏まえながら、
「まずこれだけは押さえてほしい」面接マナーを整理していきます。
難しいテクニックよりも、シンプルで効果の大きいものに絞って紹介します。
1. 表情と声の印象は“言葉以上”に伝わる
面接で大切なのは、話している内容だけではありません。
・軽く口角が上がった表情
・聞き取りやすい声の大きさ
・落ち着いた話すスピード
といった「見た目と声」の印象が、相手に与えるイメージの多くを占めます。
とはいえ、いきなり本番でうまくやろうとすると難しいもの。
そのため、まずは鏡の前で笑顔の練習をする・スマホで自分の声を録音して聞いてみるなど、家でできる範囲から少しずつ慣れていくのがおすすめです。
2. 姿勢としぐさで「一緒に働きやすそう」が伝わる
面接では、姿勢の良し悪しも印象を左右します。猫背になっていると、「自信がなさそう」「元気がなさそう」と見えてしまうこともあります。
イスに座るときは、背もたれにもたれかかりすぎず、腰を立てて座ることを意識してみてください。
さらに、相づちを軽く打つ・話を聞くときに相手の方を見るなど、
「話しやすい雰囲気」をつくるしぐさを心がけると、面接官も安心して会話ができるようになります。
3. 入室〜退室の流れを一度シミュレーションしておく
面接マナーというと難しく感じますが、やることはシンプルです。
・部屋に入る前にコートやマフラーを脱いでおく
・ドアをノック → 返事があったら入室 → 「失礼します」と一礼
・イスの横で名乗る → 「どうぞ」と言われてから着席
・最後に「本日はありがとうございました」と一礼して退室
こうした流れを、声に出して一度練習しておくだけでも、当日の安心感は大きく変わります。
転職理由の考え方とNG・OKな伝え方
次に、多くの20代が悩む「転職理由の伝え方」について整理していきます。
ポイントは、「本音をゼロにしない」けれど「不満だけを並べない」バランスを取ることです。
1. NGパターン：「辞めたい理由」だけを話してしまう
例えば、次のような伝え方はNGに近づきやすくなります。
「残業が多くてつらかったので…」
「上司と合わなくて…」
事実としてあったとしても、それだけを伝えると「また同じように不満を抱えて辞めてしまうのでは？」と受け取られてしまうことがあります。
2. OKパターン：「辞めたい」から「どう成長したいか」へつなげる
一方で、こんな伝え方ならどうでしょうか。
例）
「前職では残業が多く、じっくり業務を振り返る時間が取りづらい環境でした。
その中で、自分はもっとお客様と向き合いながら、成果と成長を両立できる働き方をしたいと考えるようになりました。」
「そこで、〇〇のような点を大切にされている御社で、□□の経験を活かしながら、長期的にキャリアを築きたいと考え転職を決意しました。」
このように、「何が合わなかったか」→「自分はどうなりたいのか」→「そのためになぜこの会社を選んだのか」
という流れでまとめると、前向きな転職理由として伝わりやすくなります。
3. 一人で整理が難しいときはプロと一緒に言語化してもOK
とはいえ、自分一人でここまで言葉にするのは簡単ではありません。
モヤモヤしている気持ちをプロに聞いてもらいながら、「本当は何がつらかったのか」「これからどう働きたいのか」を一緒に整理していくと、転職理由も自然と言語化しやすくなります。
転職理由の整理や、面接での伝え方に不安がある方へ。
若手転職のススメでは、キャリアアドバイザーがあなたの本音を聞きながら、
一緒に「伝わる転職理由」と面接での話し方を組み立てていきます。
20代だからこそ評価されるアピールの組み立て方
「職務経験がまだ浅い」「自信を持って語れる実績が少ない」。
そう感じている20代の方も多いですが、実は20代ならではの強みがあります。
1. 「完璧な実績」より「伸びしろ」と「素直さ」
企業が20代に期待しているのは、圧倒的な成果よりも、
・学ぶ姿勢があるか
・フィードバックを素直に受け止められるか
・周りと協力しながら動けるか
といった部分です。
そのため、「まだ完璧ではないけれど、こういう工夫をして改善した」というストーリーを話せると、評価につながりやすくなります。
2. これまでの仕事経験を「エピソード」で語る
例えば、接客・販売・事務・コールセンターなど、どんな職種でも、
・お客様や同僚との関わりの中で、心がけてきたこと
・失敗から学んだこと
・頼られて嬉しかった経験
といったエピソードがあるはずです。
面接では、こうしたエピソードを使いながら、
「自分は仕事の中で何を大切にしてきたのか」を具体的に伝えていきましょう。
3. 将来のイメージもセットで伝える
最後に、「3年後・5年後にどうなっていたいか」という将来像も添えておくと、話に一貫性が生まれます。
「目の前の転職」だけではなく、「その先のキャリア」まで考えている人は、採用担当から見ても魅力的です。
面接前後にやっておきたいことと「若手転職のススメ」の活用法
最後に、面接の前後で意識しておきたいポイントと、
「若手転職のススメ」をうまく活用する方法をまとめておきます。
1. 面接前日〜当日のチェックリスト
面接前日は、次の3つだけでも確認しておきましょう。
・応募先企業の基本情報と志望理由
・よく聞かれる質問（自己紹介・転職理由・強み弱み）への答え
・当日の持ち物と服装
当日は、時間に余裕を持って家を出て、会場の近くで深呼吸をしてから入室すると、少し落ち着いて臨めます。
2. 面接後は「振り返りメモ」を残しておく
面接が終わったら、その日のうちに
・聞かれた質問
・うまく答えられた点・答えづらかった点
・次に改善したいポイント
をメモしておきましょう。
この小さな振り返りを積み重ねることで、2社目・3社目の面接はぐっと話しやすくなります。
3. 一人で抱え込みすぎないことも大事
初めての転職では、「自分の決断はこれで正しいのか」「誰に相談したらいいのか」と悩むことも多いはずです。
そんなときこそ、20代の転職支援に特化したサービスを頼ってみてください。
若手転職のススメでは、キャリアアドバイザーがあなたの話をじっくり聞きながら、
・転職活動の進め方
・企業選びのポイント
・面接対策や転職理由の整理
などを、一緒に考えていきます。
初めての転職を「一人で抱え込まなくてよかった」と思えるように。
転職活動のスタートラインに立ったばかりの20代のあなたにこそ、
本音で話せる相談先が必要です。まずは、今の不安をそのまま聞かせてください。
初めての転職は、不安も迷いもあって当然です。
だからこそ、情報を集めながら、自分の気持ちとじっくり向き合う時間が大切になります。
この記事が、あなたの「転職活動」と「転職面接」への不安を少しでも軽くし、
面接の場で、自分の言葉で転職理由を伝えられるきっかけになれば嬉しいです。
