
こんにちは!キャリアアドバイザーの中山です。
「未経験だけど、新しい仕事にチャレンジしたい」
「手に職をつけたい。でも今の自分に武器がない…」
そう悩む20〜30代の方は、実は多くいます。
でもご安心を。「未経験」でも「資格」があれば、転職の可能性は大きく広がります。
とはいえ、資格をとったからといって必ず希望通りの転職が叶うわけではありません。
大事なのは、どの資格を、どんな目的で取得するか、そしてそれをどう活かすかです。
このコラムでは、「未経験 転職」を目指す20〜30代に向けて、
「未経験 資格 転職」というテーマを徹底解説します。
- ・そもそも資格って本当に役立つの?
- ・未経験転職で評価されやすい資格とは?
- ・資格を活かせる職種って?
- ・成功者はどうやって動いたの?
といった実用的な情報を、体験談や具体的な職種・エージェント活用術も交えながら紹介していきます。
読み終えたときには、あなたにとっての“最初の一歩”が明確になるはずです。

目次
1. 未経験でも転職はできる?市場のリアルを解説
2. 「資格」が未経験転職を有利にする理由
3. 未経験からの転職で評価されるおすすめ資格10選
4. 資格だけじゃ足りない?未経験転職で必要な“もう一つの武器”
5. 資格を活かせる職種・業界は?未経験から目指しやすい分野を紹介
6. 20〜30代で「資格×未経験転職」に成功した人の体験談
7. 資格取得のタイミングと注意点|失敗しないために知っておくべきこと
8. 資格を活かした未経験転職を成功させるための7つのポイント
1. 未経験でも転職はできる?市場のリアルを解説

「未経験での転職って本当に可能なの?」
まずは、このよくある疑問にしっかり答えていきましょう。
未経験歓迎の求人数は年々増加している
結論から言えば、未経験者を歓迎する企業は年々増えています。
とくに20代〜30代前半の若手層に対しては、
「ポテンシャル採用」を前提とした求人が多く、
異業種・異職種からのチャレンジも珍しくありません。
実際、厚生労働省の「一般職業紹介状況(令和7年3月分および令和6年度分)」によると、
IT・介護・営業職などを中心に、若年層向けの新規求人数は高い水準を維持しており、
今後も未経験者の採用ニーズは堅調に推移すると見られています。
(出典:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57261.html )
以下のような業界・職種では、特に未経験歓迎の傾向が顕著です:
- ・IT業界(システム運用、ヘルプデスク、テスターなど)
- ・営業職全般(未経験OK・研修制度が充実した法人営業やインサイドセールス)
- ・介護・福祉分野(資格支援あり。人手不足を背景に未経験者を積極採用)
- ・接客・販売職(スキルよりも人柄重視の企業が多数)
- ・建設・設備管理(人手不足+育成前提で未経験者を歓迎)
こうした背景には、慢性的な人手不足に加え、
スキルより「人柄」や「成長性」に期待する企業の増加、
そして働き方や価値観の多様化が挙げられます。
未経験者に求められるのは「将来性」+「行動力」
もちろん、「未経験なら誰でもOK」というわけではありません。
企業が重視しているのは、次のような**“将来性”や“姿勢”**です。
- ・なぜその業界・職種を選んだのか(志望動機)
- ・入社後にどんなスキルを身につけたいか(成長意欲)
- ・社会人としての基本的なマナーや協調性があるか(人柄・適応力)
このときに役立つのが、「資格」や「自己分析」「行動経験」です。
とくに資格は、
「この人は本気で業界に入りたいと思っている」
「努力できる人だ」
と伝える客観的な証拠になります。
2. 「資格」が未経験転職を有利にする理由

「資格って本当に転職に効くの?」と疑問に思う人もいるかもしれません。
でも、実は未経験での転職こそ、資格の持つ“証明力”が武器になるのです。
資格は「本気度」や「覚悟」を伝えるツール
たとえば、未経験でIT業界に挑戦する人が
「基本情報技術者試験」や「ITパスポート」を取得していた場合。
介護職を目指す人が「介護職員初任者研修」を修了していた場合。
企業はその行動から、こう感じます。
「この人は本気でこの仕事をやりたいんだな」
「学習意欲があるし、行動にも移せる人だな」
つまり、資格は志望動機の“裏付け”として強く働きます。
転職理由や職種への興味だけでなく、「行動の証拠」があるかどうかで、説得力がまるで違ってきます。
未経験でも“最低限のスキル”を証明できる
資格には、業界ごとの**“スタートラインの証明”**としての役割もあります。
実務経験がなくても、一定の知識を持っていることをアピールできるのです。
代表的な例として、以下のような資格があります。
- ・事務職:「MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)」
- ・営業職:「宅地建物取引士」「ファイナンシャル・プランナー」
- ・IT系職種:「ITパスポート」「基本情報技術者」
- ・福祉・介護職:「介護職員初任者研修」
- ・建築・施工管理:「第二種電気工事士」「建築施工管理技士補」など
こうした資格を持っているだけで、書類選考や面接での評価が変わることもあります。
中には、「資格保有者限定」で募集している求人もあるため、
取得するだけで応募先の幅が広がることも少なくありません。
3. 未経験からの転職で評価されるおすすめ資格10選

未経験から転職を目指すなら、「資格=武器」になるケースは少なくありません。
ただし、やみくもに取るのではなく、自分の興味や志望職種に合わせて選ぶのがポイント。
ここでは、実際に未経験者の転職成功事例が多い資格を
「パソコン系」「事務・総務系」「国家資格系」「営業系」「ライフ系」の5ジャンルに分けて紹介します。
パソコン系
資格名 | 特徴・内容 | 取得メリット |
MOS(Microsoft Office Specialist) | WordやExcelなどOfficeソフトの実務スキルを証明 | 事務職・営業職などで即戦力アピール可 |
ITパスポート | ITの基礎知識(システム、ネットワーク、セキュリティなど)を網羅 | IT業界や社内SE職種の足がかりに |
ワンポイント解説:
MOSは「VLOOKUP関数が使える」「プレゼン資料を効率よく作成できる」など、
具体的なスキルの証明になります。
ITパスポートは、文系出身でもIT業界に一歩踏み出すきっかけとして人気です。
事務・総務系
資格名 | 特徴・内容 | 取得メリット |
日商簿記3級 | 仕訳や決算書の読み取りなど、会計の基本を学べる | 経理職・総務職で評価されやすい |
秘書検定2級 | ビジネスマナー・敬語・スケジュール管理など | 営業アシスタントや一般事務職で有利 |
補足:
簿記は実務での「お金の流れの理解力」を示す資格として、多くの企業が評価対象にしています。
秘書検定は「人当たりの良さ+気配り力」もアピールできるのがポイントです。
国家資格系
資格名 | 特徴・内容 | 取得メリット |
宅地建物取引士(宅建) | 不動産契約に必須の国家資格 | 不動産営業・管理業務で活躍の幅が広がる |
ファイナンシャルプランナー(FP)2級 | 保険・年金・投資などお金全般の知識が学べる | 金融・保険・不動産業界での転職に有利 |
比較ポイント:
宅建は「物件契約の説明ができる=契約権限がある」ため、
資格手当が付く企業も多く、実利性が高い資格。
FPは、個人向けライフプランの相談業務や営業支援としても使え、保険営業などで重宝されます。
営業系
資格名 | 特徴・内容 | 取得メリット |
販売士(リテールマーケティング検定) | 店舗運営・接客・商品陳列などを体系的に学べる | 小売・接客業・販売職でのステップアップに |
TOEIC600点以上 | 英語での電話・メール対応など日常業務レベルの英語力 | 海外営業や貿易事務などへの転職の糸口に |
プチアドバイス:
TOEICは単なる点数ではなく「会話ができる」より「読み書きができる」証明として見られがち。
外資系企業だけでなく、観光業やEC業界でも評価される傾向があります。
ライフ系(将来的に独立も視野に)
資格名 | 特徴・内容 | 取得メリット |
登録販売者 | 一般用医薬品(第2・第3類)の販売資格 | ドラッグストア・医療系企業での安定就職に |
介護職員初任者研修 | 介護の基礎を学べる入門資格 | 介護業界への第一歩として人気。人材ニーズも安定 |
注目ポイント:
登録販売者は未経験から正社員を目指しやすい数少ない国家資格です。
介護職員初任者研修は、実務未経験でも現場に出やすく、育児や家庭と両立したい人にもおすすめ。
未経験転職で資格を活かすために大切なこと
未経験からの転職で資格を活かすには、「なんとなく」で選ぶのではなく、
自分の目指すキャリアに合ったものを選ぶことが重要です。
今回紹介した10の資格は、いずれも20〜30代の転職成功者が実際に武器として使ってきたものばかり。
気になる資格があれば、まずは内容を詳しく調べてみることから始めてみましょう。
そして、資格取得をゴールにせず、「転職してどうなりたいか」から逆算することが成功のカギです。
資格を活かしたキャリア設計に悩んでいる方は、転職のプロに相談してみるのもおすすめです。
「若手転職のススメ」では、未経験からのキャリアチェンジを丁寧にサポートしています。
気軽に無料で相談できるので、ぜひ一度チェックしてみてください。
4. 資格だけじゃ足りない?未経験転職で必要な“もう一つの武器”

資格はたしかに、未経験転職において「知識や意欲の証明」として機能します。
ただし、資格=採用の保証ではありません。
近年の採用トレンドでは、**「どんな行動をしてきたか」**がより重視される傾向にあります。
たとえば──
- ・簿記の資格を取った+自分で家計簿アプリを使って予算管理をしていた
- ・ITパスポート取得+ProgateでHTMLやSQLを勉強していた
- ・登録販売者の勉強をしながら、ドラッグストアでアルバイトしていた
こうした「行動経験」や「実践的なアプローチ」は、企業にとって非常に魅力的な材料になります。
なぜ“行動”が大事?
未経験者の採用において、企業は次のような視点を持っています。
- ・入社後、スムーズに業務キャッチアップできるか
- ・単に資格を取るだけでなく、仕事にどう活かそうとしているか
- ・成長意欲・継続力・主体性があるか
この点で「資格だけ持っていても、行動が伴っていない人」は、**“実力不明”**と見なされがちです。
何をすれば“行動してる”と評価される?
- ・関連業界でのアルバイト・派遣経験
- ・スクールやオンライン講座での学習履歴
- ・自主制作ポートフォリオ(IT・デザイン・動画編集など)
- ・ブログ・SNSでの発信活動(例:FP資格をもとに家計見直しのコツを発信)
つまり、資格+実践の組み合わせが最強。
資格取得後こそ、「経験を積む」ことを意識して、少しでも現場との接点を持つようにしましょう。
5. 資格が活かせる!未経験から正社員を目指せる職種・業界とは?

資格を持っていても、それが「どんな仕事で活かせるか」が見えていないと
転職活動はうまくいきません。
ここでは、未経験者が資格を活かしやすい職種・業界を、タイプ別に紹介します。
【事務・経理系】× 簿記・MOS
- ・職種例: 一般事務、営業事務、経理アシスタント、総務スタッフ
- ・向いている人: 丁寧な作業が得意/PC操作が苦にならない/人を支えることが好き
ポイント:
MOSや簿記は「オフィス業務の即戦力」アピールに直結。
Excel操作や簡単な経費処理ができるだけでも、未経験枠で採用されやすくなります。
【医療・介護系】× 登録販売者・初任者研修
- ・職種例: 医療事務、介護スタッフ、調剤薬局の受付など
- ・向いている人: 人の役に立つことが好き/安定志向がある/資格で専門性をつけたい
補足情報:
療系や介護系は、年齢や学歴に関係なく、未経験から挑戦しやすい分野です。
また、土日休みのクリニックや、夜勤なしの介護施設も増えており、
家庭と両立したい人にも最適です。
【不動産・営業系】× 宅建・FP
- ・職種例: 不動産営業、ライフプランナー、保険営業など
- ・向いている人: 人と話すのが好き/収入アップを目指したい/達成感を味わいたい
ポイント:
宅建やFPは「営業に強みを与える資格」として企業側の評価が高め。
実際に、資格手当が月2~3万円つく企業も珍しくありません。
未経験でも意欲と資格があれば、収入アップ&キャリアアップを目指せる分野です。
【IT・デジタル系】× ITパスポート・MOS
- ・職種例: 社内SE、ITサポート事務、ヘルプデスク、Webディレクターアシスタント
- ・向いている人: 新しい技術に興味がある/論理的思考が得意/安定業界に進みたい
補足情報:
ITパスポートは国家資格であり、
「ITに関する基礎知識を持っている」証明として、非エンジニア職でも高評価。
たとえば、社内のPCトラブルに対応するITサポートや、
システム導入時のヘルプ業務など、未経験でも入りやすい職種があります。
また、MOSでExcelマクロや関数のスキルをアピールできれば、
データ分析補助や資料作成を任されるポジションにもつながる可能性があります。
【ライフスタイル系・独立支援型】× FP・販売士
- ・職種例: キャリアカウンセラー、家計相談窓口スタッフ、店舗マネージャー補佐 など
- ・向いている人: 人の生活に寄り添う仕事がしたい/将来は独立も視野に入れている
解説:
ファイナンシャルプランナー(FP)は、近年「お金の相談役」として注目されており、
企業内窓口や保険代理店などでもニーズが高まっています。
また、販売士の知識は店舗運営やマネジメントにも役立つため、
アルバイト経験+資格で店長候補として採用されるケースも。
こうした「生活密着型」の職種は、年齢を問わず長く働けるというメリットもあります。
資格は“未来の可能性”を広げる道具
資格を活かせる仕事を知っておくことは、転職の方向性を具体化する助けになります。
特に未経験からの転職では、
「自分に何ができるか」
「どこを目指せるか」
を明確にしておくことが非常に大切です。
ポイントまとめ
- ・資格は“ゴール”ではなく“スタートライン”
- ・活かせる職種を知ることで、応募先の選定に迷わなくなる
- ・資格+行動経験がある人ほど、企業からの評価も高くなる
6. 20〜30代で「資格×未経験転職」に成功した人の体談

実際に「未経験+資格」で転職を成功させた人たちのリアルな声を紹介します。
自分と近い背景の人がどのように動いたのか、参考にしてください。
Case1:飲食店アルバイト→医療事務(24歳・女性)
取得資格:医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
転職理由:「土日休みで安定した仕事に就きたい」
成功のポイント:医療事務講座で学んだことを面接で丁寧に説明。人柄重視のクリニックに採用されました。
関連記事:『土日祝休みの正社員に転職したい!20~30代が知っておくべきポイントとは?』

Case2:工場作業員→ITエンジニア(27歳・男性)
取得資格:ITパスポート+独学でHTML/CSS学習
転職理由:「スキルが身につく仕事に就きたい」
成功のポイント:資格+簡単なWebサイトを自作してポートフォリオとして提出。やる気と行動力を評価されて採用。
関連記事:『未経験 転職で「やってよかった」おすすめ職種5選|成功事例&選び方のコツ』

Case3:販売職→一般事務(29歳・女性)
取得資格:MOS、日商簿記3級
転職理由:「将来のライフイベントに備え、働きやすい環境に移りたかった」
成功のポイント:資格を取ってから求人を厳選。面接で「なぜ事務職か」を明確に話したことで内定獲得。
関連記事:『「女性の正社員転職」が当たり前に。20~30代が知っておきたい“リアルな転職事情”』

迷っているならまず無料相談!
資格を取る前に「どの業界を目指すべきか分からない…」という方も多いはず。
そんなときは、若手に特化した転職エージェントを活用して、
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7. 資格取得のタイミングと注意点|失敗しないために知っておくべきこと

「資格を取るべきか、それともすぐに転職活動を始めるべきか?」
これは未経験転職を目指す人にとって、よくある悩みのひとつです。
特に時間やお金が限られている20~30代にとっては、
タイミングを見極めることが転職成功の鍵となります。
ここでは、資格取得の最適なタイミングと、ありがちな落とし穴を詳しく解説していきます。
資格を取る「前」に動き出すのが基本戦略
未経験からの転職では、「資格を取ってからじゃないと応募できない」と思い込む人も少なくありません。
しかし実際は「資格があればベター」くらいの求人も多く、
スキルよりも意欲やポテンシャルを重視する企業もたくさんあります。
そのため、**「資格取得のために半年間転職を止める」のではなく、
「資格の勉強をしながら転職活動を始める」**というスタンスが理想的です。
早めに応募しておくメリット
- ・面接で「資格取得中」と伝えることで向上心をアピールできる
- ・未経験者向けの求人は常に出ているとは限らないため、チャンスを逃さない
- ・応募経験が積めるので、実践感覚が身につく
たとえばIT業界では、「ITパスポート取得予定」の段階でも評価されるケースがあります。
資格の勉強だけで終わる「資格貧乏」に注意!
資格取得は大事ですが、
「資格だけ持っていても転職に活かせない」パターンに陥る人も少なくありません。
これはいわゆる**“資格貧乏”**と呼ばれる状態です。
よくある資格貧乏パターン
- ・資格を取ることが目的化してしまい、転職活動を後回しにしてしまう
- ・実務経験がないため、面接でアピールできず不採用
- ・複数の資格を持っているが、方向性がバラバラで一貫性がない
未経験者にとって大切なのは、「資格」よりも「一貫したキャリアビジョンと熱意」です。
転職エージェントに相談することで無駄な資格取得を防げる
「この資格、本当に取る意味あるのかな…?」
そんなときこそ、プロの転職エージェントに相談するのがおすすめです。
エージェントなら、あなたが目指す業界・職種において
どんな資格が本当に必要か/今取らなくてもいい資格はどれかを
的確にアドバイスしてくれます。
特に未経験向けのエージェントは、
「資格よりもマインドとポテンシャルで勝負できる求人」を熟知しています。
「自分に本当に必要な資格が知りたい」
「未経験からの転職に不安がある」
そんな方は、まずはプロのエージェントに無料相談してみましょう。
あなたの希望や適性に合った“ムダのない転職戦略”が見えてきます。
こんな人は「資格取得後」の転職でもOK
以下に当てはまる人は、ある程度資格取得に集中してから転職活動を始めても問題ないケースです。
タイプ | 理由 |
今の仕事を辞めずに余裕を持って資格取得できる | 安定収入を保ちつつ準備できるためリスクが低い |
国家資格など、取得に時間がかかる資格を目指している | 一定の知識・勉強時間が必須なため、腰を据えた対策が必要 |
明確にやりたい仕事があり、それに直結する資格である | 目的と手段が合致しているため、キャリア設計に一貫性がある |
一方で「何となく人気そうだから取っておく」程度の資格は、
コスパが悪くなる可能性もあるため要注意です。
【体験談】資格取得中に動いたことで、最短で内定を獲得できたケースも!
実際に「ITパスポートの勉強中に応募したところ、
面接で熱意が評価されて内定を獲得した」という20代男性の事例があります。
彼は職業訓練校に通いながら転職活動を進めており、
「スキルよりも姿勢を評価してくれる会社」を見事に見つけました。
「自分にもできるかも!」と感じた方は、是非こちらのコラムも読んでみてください。
未経験でも一歩を踏み出した人たちのリアルな体験が詰まっていますよ。
関連記事: 未経験から転職したい30代へ|安定を手に入れるための完全ガイド

結論:資格取得は「転職の武器のひとつ」であり、ゴールではない
資格はあくまで、「転職活動を有利に進めるためのツール」です。
取得すること自体が目的になってしまうと、時間もお金も浪費してしまい、転職のチャンスを逃してしまう恐れがあります。
一番大切なのは、「なぜこの資格を取るのか」「どんな仕事につなげたいのか」を明確にしておくこと。
その軸がぶれていなければ、たとえ未経験でも、納得のいくキャリアを築いていけるはずです。
自分に合った資格選び、転職プランに迷ったら…
まずはプロに相談して、最短ルートを見つけてみませんか?
8. 資格を活かした未経験転職を成功させるための7つのポイント

未経験からの転職に資格を組み合わせて成功する人には、ある共通点があります。
単に「資格を持っている」だけでなく、
それをどう活かすか・どう伝えるかまでしっかり考え抜いているのが特徴です。
ここでは、そんな「未経験×資格転職で成功する人の思考法と行動パターン」を詳しく見ていきましょう。
特徴①:資格を「目的」ではなく「手段」として使っている
未経験からの転職に成功している人ほど、資格をゴールにしていません。
彼らは「やりたい仕事」や「叶えたい働き方」といった明確なキャリアビジョンを持ち、
それを実現するための“手段”として資格を活用しています。
たとえば…
- ・「手に職をつけて将来は在宅ワークしたい」→ ITパスポート+プログラミングスクール
- ・「安定企業の事務職に就きたい」→ MOSや簿記を取得しつつ、実務経験も積む準備を
ポイントは、「転職したいから資格を取る」ではなく、
「この仕事に就くために資格が必要だから取る」という考え方です。
資格取得を“目的”にしてしまうと、
「取ったけど活かせない」「満足して動けなくなる」といった落とし穴にハマりがち。
一方で、「なりたい自分」や「働きたい環境」をイメージして、
その実現に必要な資格を選べば、行動にも迷いがなくなります。
つまり、資格はあくまでキャリア実現の“道具”。
それをどう使いこなすかが、転職成功の分かれ道になるのです。
特徴②:資格だけでなく「自己分析」も深めている
資格取得にばかり力を入れる人が多い中、
成功者は「自分の強み・弱み」や「向いている仕事」についてもよく分析しています。
- ・これまでの経験から得たこと
- ・どんな働き方をしたいか
- ・何をしているときが楽しいと感じるか
こうした自己分析の深さが、面接時の説得力や志望動機の明確さにつながり、
結果として内定率を高めています。
「自分に向いている仕事ってなんだろう?」と迷っている方は、
こちらのコラムも読んでみてください。自己分析のヒントが見つかるはずです。
関連記事:未経験から中途転職は可能?やりたい仕事を見つけるための完全ガイド

特徴③:行動力がある。勉強と並行して転職活動している
「資格を取ってから動こう」と待ってしまう人が多い中で、成功者は動きながら学びます。
- ・転職サイトで求人を探してみる
- ・転職エージェントに相談する
- ・実際に面接を受けてみる
こうした行動が「今の自分に何が足りないか」を明確にし、必要な資格やスキルの選定にも役立つのです。
特徴④:面接での“見せ方”がうまい
成功する人は、資格があっても過度にアピールしすぎず、
「なぜその資格を取ろうと思ったのか」
「それを仕事でどう活かしたいのか」
を筋道立てて説明できます。
面接官が見ているのは「資格の数」ではなく、その人の姿勢・考え方・将来性です。
未経験であっても、「この人なら伸びそう」と思わせられれば勝ちです。
特徴⑤:「失敗してもOK」というマインドを持っている
資格取得も転職活動も、必ずしも一発でうまくいくとは限りません。
成功する人ほど、「まずやってみる」「ダメでも次に活かす」という前向きな姿勢を持っています。
たとえば…
- ・一社目の面接で落ちても、フィードバックをもとに改善
- ・資格試験に落ちたら勉強法を見直して再挑戦
この「トライアンドエラー」を楽しめる人が、最終的には納得のいく転職を果たしています。
まとめ:成功のカギは「考え方」と「動き方」
未経験から資格を武器に転職を成功させた人たちは、
自分の人生に対して主体的に動いている人ばかりです。
完璧じゃなくていい。
経験がなくても、資格が途中でもいい。
大事なのは、「なぜそれをやっているのか」を自分の言葉で語れるかどうか。
あなたも今日から、小さな一歩を踏み出してみてください。
執筆者プロフィール

中山 太雅
株式会社リオルサ キャリアアドバイザー
外食チェーンの人事採用経験を活かし、2022年から株式会社リオルサでキャリアアドバイザーとして転職支援に従事。年間約500名の求職者と面談し、転職サポートを行っています。
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